ムーバブルタイプからワードプレスへの引越し手順
ムーバブルタイプで運用してるサイトをワードプレスに引っ越しします。
引っ越しする理由は、次の三点。
- ワードプレスのほうがプラグインが充実していること
- 投稿記事数が多くなると再構築の時間が長くなる
- PHPで投稿記事などを操作することができるため自由度が高い
※ムーバブルタイプでもできるとは思います
なお、この引越し手順は次のサイト様の記事をもとに実行しました。
こちらも合わせてご覧くださいませ。…というか、こちらを読めばウチの記事は必要ないかw
1.プラグインをインストールする
ムーバブルタイプの記事をインポートするプラグイン「movabletype-importer」をダウンロードします。
ダウンロードファイルを解凍し、「movabletype-importer.php」を改造します。
秀丸などのエディタソフトで上記ファイルを開き、455行目をコメントアウトします。
[php] if( !empty($line) )[/php]
↓
[php]//if( !empty($line) )[/php]
上書き保存後、ワードプレスのプラグインフォルダ(wp-content/plugins)に解凍フォルダをアップロード。
ワードプレスの管理メニューのプラグイン画面で有効化してください。
2.ムーバブルタイプのエクスポート
ムーバブルタイプのエクスポート機能にはパーマリンクの出力がついていません。
色々憶測はありますが、パーマリンクを出力するためのコードを記述する必要があります。
ムーバブルタイプのエクスポートプログラムをダウンロードして改造します。
エクスポートプログラムは、次の階層にあります。
/lib/MT/ImportExport.pm
ダウンロードした「ImportExport.pm」を秀丸などのエディタソフトで次のように改造します。
※以下はMovableTypeからWordPressへの完全移行方法さんからの引用。
Movable Type側ではエクスポートプログラム
/lib/MT/ImportExport.pm
に、タグとパーマリンクを書き出す行を追加します。
丁度540行目にある
DATE: <$MTEntryDate format=”%m/%d/%Y %I:%M:%S %p”$>
の下に
PERMALINK: <$MTEntryPermalink$>
TAGS: <$MTTagName$>
ID: <$MTEntryID$>
(kishi-r.com)
私の環境では次のようになります。
494行目の下にいれるようになっています。
もしかして、バージョンが古いせいかな?もしくはMTOSだからか?
記述後、上書きアップロードしてムーバブルタイプの管理画面から記事をエクスポート。
3.ワードプレスに記事をインポートする
ワードプレスに記事をインポートする前に、パーマリンクの設定を変更します。
ムーバブルタイプの記事の出力と同じリンクになるように書き換えてください。
ワードプレスのパーマリンクの変更方法は、次のサイトで詳しく解説してくれています。
※ワードプレスの運用は(個人的には)デフォルトのまま利用することをおすすめしますが、リンクの引継ぎをしたほうがリンク資産の引継ぎができるので検索エンジン対策上効果的のような気もします。ただ、それでも記事自身に価値がない場合は無視するのもひとつの手だとお考えています。
パーマリンクの変更方法を悩むようでしたら、以下のようなパーマリンクにしてみてください。
[php]/%year%/%monthnum%/%postname%.html[/php]
パーマリンクの変更ができたら、ワードプレスの管理画面からツール>インポートで「ムーバブルタイプ」を選択しインポート。
記事数が多い場合は、多少時間がかかります。
完了後、ワードプレスの管理画面の投稿で記事がインポートされていることを確認してみてください。
以上、引越しでした。
もっと効率的な引越方法があるのではないかと思います。
他にも方法がありましたらコメント欄でご連絡くださいませ。